第251回 心通じる人との出会い 〜 リーダーシップの存在感の必要性 〜

 2022年5月16日恵泉女学園のZOOM学園学校会議に出席した。 5月17日は、新渡戸稲造記念センター(新渡戸記念中野総合病院)、 第91回『メデイカル・カフェ@よどばし』(淀橋教会)に出向いた。 今回も、多数の質問が寄せられ大いに感動した。

がんが その場所にできる理由は、何かありますか?

体に負担の少ないがん治療は、何ですか?

体の細胞の中でバランスを取って存在している「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」は、人間にはみんな生まれつき存在しているのですか? それとも後天的に出てくるものですか? その「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」は、どんな細胞の中にもあるのですか?

病気で心を閉ざしている人が、安心できるようになるために、まず何から始めていけばよいでしょうか。

ここ数年、高齢者の方々の中には、コロナで外に出ることが極端に減り、長時間の歩行が困難になった方が多いと聞きます。 そのような方が、以前のように外出できるための筋力や体力を取り戻す方法は何かあるでしょうか。

GWに都会の渋滞にはまり、ほぼ1日近くを車の中で過ごしました。 日頃の病院でも、治療そのものは短時間で、ほとんどは何かをするわけではなく、ひたすら待つだけですが、非常に疲れます。 積極的に花見などで動き回っている疲れと異なります。このような心身の疲れを、少しでも疲れにくくできないでしょうか?

先日、ウクライナから日本にいるご家族の元へ、避難されたご家族がいます。 やはり、言葉の問題が大きく、まだ翻訳機も持っていない様子で、小学生の子供も、近くの公立学校へ行くに当たって、「ドキドキする…」と言っています。 教員免許があり、以前に支援員として勤務した経験もあるので、早速、教育委員会へ、その子の支援の申し出をしたのですが、予算の都合上無理だし、ボランティアでも、校内へ部外者を入れられないと断られてしまいました。 小学校では、現在人手不足で、教科担任制を取らざるを得ない状況で、本人も家族も、現場の教師も困る事は予想されるのに、未だに閉鎖的です。 他にどのようなアプローチでサポートしていったら良いでしょうか?

先生の本の中に「心の通じ合う人と出会うことが人生の一番の楽しみである」という言葉が紹介されていますが、先生が見つけた心通じる人との出会いは どんなものでしたか?

などなど約30の真摯な質問を頂いた。 コロナ時代、決めないではおれないリーダーシップの存在感の必要性を痛感する時となった。


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