第243回 『新渡戸稲造セミナーハウス』設立〜『冗談を本気で実現する心温まる器』〜

  2022年3月20日、21日 雪の万座での『樋野先生お誕生日お祝い会 & 新渡戸稲造(1862-1933)生誕160周年記念祭』(万座温泉 日進舘に於いて)にwifeと赴いた。 



 企画された市村雅昭 氏の「心温まる器」には、ただただ感謝である。 21日午前中は、筆者は基調講演『がん哲学 〜 対話のための素養 〜』の機会が与えられた。 谷口稔 先生(恵泉女学園大学客員教授)の特別講演『新渡戸稲造 先生に学ぶもの』は、大いに勉強になった。 「新渡戸稲造の多岐にわたる分野」を紹介された。 新渡戸稲造の格言『With malice toward none, With charity for all「誰に対しても悪意を抱かず、すべての人に慈愛の心を持って」』(第16代アメリカ合衆国大統領 リンカーン:1809-1865) は、まさに、「現代にも生きる名言」である。 学びの日々である。

 午後のシンポジウムは、『新渡戸稲造セミナーハウス』設立記念日 &『軽井沢 〜 万座温泉メディカル・ビレッジ街道』構想で大いに盛り上がった。 谷口稔 先生から ご著書『新渡戸稲造 〜 人格論と社会論 〜』を頂いた。 帰りの新幹線で拝読した。 早速、「万座温泉で樋野先生とご一緒でき、光栄です。 万座には初めて参りました。とてもいい温泉だと思いました。 樋野先生のご著書『聖書とがん』を購入しました。 人生の主導権をがんに渡さないという言葉が印象的でした。 『OKIちゃん 言葉の旅』をいただき、感謝しています。 聖書の言葉を英語で表現する時に役立ちます。 私は、1年間だけ、ロンドンにいたことがあります。 今回は、私にとってよき思い出になりました。」との励ましメールを頂いた。 また 『OKIちゃん 言葉の旅』(日本語&英語)を制作された猪口由紀子 氏からは、絵葉書が送られて来た。


 大いに感動した。 今回は、『冗談を本気で実現する忘れ得ぬ「春分の日」』となった。

 新渡戸稲造は1905年から軽井沢に別荘を設けてメリー夫人と避暑生活をし、1918年に開講した軽井沢夏季大学の初代学長を務めている。 今年(2022年)は、新渡戸稲造が国際連盟知的協力委員会(後のユネスコ)を設立(1922年)して100周年でもある。 今夏には、今回、参加されていた軽井沢の宮澤豊 牧師が、軽井沢夏季大学で講座を企画される予感がする。 歴史的快挙となろう。


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