第241回 時にかなって 〜 先人たちの「一筋の光」〜

 2022年3月7日は、筆者の誕生日であった。 絵葉書が送られてきた。


 大いに感動した。 多数のメッセージも頂いた。「先生には色々とお世話になっております。 まだまだ、修行半ばですが、今後とも宜しくお願いします。」、「コロナの影響で 活動がままならない日々ですが、このような時代の変わり目こそ、―― 先生の更なるご活躍が時代の要請ではないかと思います。」、「いつも温かくご指導くださり お礼と感謝を申し上げます。」、「先生の時にかなって 美しいお働きがますます多くの方に届きますように。」、「国内も国外もガラッと状況が変わってくる中で、苦難の時代に生き抜いた先人たちの教えを、私たちにもわかりやすく、これからも伝えてください。」、「先生のファンの多さに感銘しています。」などなど、涙無くして語れない!

 また、「ご自宅でお生まれになったのかと想像しています。」、「先生をこの世に送り出してくださったご両親と、ご先祖様に感謝いたします。」、『津田梅子(1864-1929)・河井道(1877-1953)・安井てつ(1870-1945)らと新渡戸稲造(1862-1933)の関り、そして「21世紀の新渡戸稲造」樋野興夫先生の不思議な関りあり!』、「今の学生は歴史を知らないですね。 まず、先人について知ることを教えなくてはいけないと思っています。」、『恵泉の創立者 河井道についての本を卒業生の私は恥ずかしながら今頃 本棚を探しております。 先日も本屋さんで偶然、「らんたん」の文字に目が止まり手に取れば 著者は卒業生で思わず 買い求めました。』、「樋野先生が理事長をなさっている事で、卒業して何10年経った今、恵泉と河井先生を近くに感じる感覚を頂いています。」との励ましのメーセージも頂いた。

 2022年3月8日、南原繁(1889-1974)が30歳の時(1919年)設立した富山県立小杉高校の卒業生との面談の機会が与えられた。 一見「理解不能モード」である複雑な現代社会・混沌の中での「一筋の光」を感ずる日々である。 クラーク(1826-1886)精神が「内村鑑三(1861-1930) & 新渡戸稲造」へと導かれ、そして「南原繁 & 矢内原忠雄(1893-1961)」と繋がった。 「人生邂逅」の「非連続性の連続性」であった。 筆者は現在『南原繁研究会』の第3代目代表を仰せつかっている。

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