第238回 「幸せなら手をたたこう」 〜 「チアフル」(Cheerful)な顔付 〜

 2022年2月14日午前に、東京都日野市の方から

『「今朝、NHKの再放送番組を偶然にみました。 フィリピン人の多くの友人がいることもあり、心を動かされました。 「幸せなら手をたたこう」は、恵泉女学園元学長の木村利人先生が詩篇47篇を参考に作詞されたとwikipediaに書かれていました。***恵泉女学院同窓会ページより引用「元学長の木村利人先生が「幸せなら手をたたこう」の作詞をなさったことはみなさんご存知のことと思います。 この歌の誕生秘話がNHKBSでドキュメンタリードラマとなり、7月31日に放映されるので、お知らせいたします。 ぜひご覧ください。タイトル:「幸せなら手をたたこう」~名曲誕生の知られざる物語~放映日:NHKBS1スペシャル ドキュメンタリードラマ 7月31日(日)前半:午後7時~8時49分(途中10分間ニュースを挟み)出演:溝端淳平(木村利人)、関口アナム(ランディー)、クリステル・チアリ(メグ・ロレンゾ)、金井勇太(坂本九)』

との心温まるメールを頂いた。 丁度、2022年2月14日午後は、理事長を務める 恵泉女学園の学園学校会議に赴いた。 大変貴重な1日であった。

 2022年2月15日、16日、筆者は、評価委員を務める『AMEDのB型肝炎創薬実用化等研究事業(B創)評価委員会』に出席した。純度の高い研究には大いに勉強になった。 思えば、筆者は癌研究所時代に、日本で最初に『肝癌症例におけるB型肝炎ウイルスDNAの組み込み頻度と肝癌発生におけるその評価』を発表し、医学博士の学位を取得し、米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センターに留学したのが、鮮明に思い出された(下記)。

 Hino O., Kitagawa T., Koike K., Kobayashi M., Hara M., Mori W., Nakashima T., Hattori N. and Sugano H.: Detection of hepatitis B virus DNA in hepatocellular carcinomas in Japan. Hepatology 4: 90-95, 1984

Hino O., Kitagawa T. and Sugano H.: Relationship between serum and histochemical markers for hepatitis B virus and rate of viral integration in hepatocellular carcinomas in Japan. Int J Cancer 35: 5-10, 1985

 Hino O., Shows T. B. and Rogler C. E.: Hepatitis B virus integration site in hepatocellular carcinoma at chromosome 17;18 translocation. Proc Natl Acad Sci U S A 83: 8338-8342, 1986

「2日間の委員会にご参加いただき、また、肝がん等に関し何度かご質問の発言もいただき、誠に有難うございました。 ―― 先生の著書集の中で柳田邦男 氏と先生の共著を知りました。 学生の頃ですが、柳田氏は尊敬する作家の一人だったので(航空機事故関連の著作ですが)、先生の人脈の広さを再認識した次第です。」との励ましのコメントを頂いた。 スタッフの皆様の「濃やかな配慮のある他人への思いやり」には大いに感動した。 まさに、

自分の力が人の役に立つと思う時は進んでやれ!

であり、「チアフル」(Cheerful)な顔付を以て人に接し、「欣然たる面貌、快然たる微笑をもて」の実践でもあろう。

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