第237回 「時代の波は 寄せては返す」 〜 心に響く言葉 〜

 2022年2月7日、赤坂での取材に赴いた。 『昨日は大変貴重なお話の数々を有難うございました。 「がん哲学外来」に多くの方々が集まる理由が理解出来ました。 将来、「樋野興夫全10巻」を読んで、後に続く多くの学生が生まれると素晴らしいなと思います。』、 「貴重なお話を伺うことが出来ました。 心に響く言葉は勿論、患者さんに寄り添う姿勢にとても感銘致しました。」との、心温まるコメントを頂いた。 記事が楽しみである。

 2022年2月8日 筆者は、厚労省のWEB「肝炎等克服政策研究事業の研究成果発表会及び中間・事後評価委員会」に評価委員として出席した。 「純度の高い」研究発表は、大いに勉強になった。 また、スタッフの皆様の「真摯な働き」には感動した。 過度な自粛、軽度な自粛、差別も生じているコロナ(RNA型)時代、肝炎ウイルス(DNA型、RNA型)は、先駆的な政策研究モデルとなろう! 啓発効果(アニメ、e-ラーニング、ICT、動画、ホームページ)も高らかに世に示す時代到来であろう! 

「医師の生涯教育」の意義

1)医師は生涯の学徒である。

2)何故ならば、患者は最新・最良の診療を期待しているからである。

3)専門家でさえ、日々の努力を怠る時に、専門家とは言えなくなる。

『医師の2つの使命』

1)「学問的、科学的な責任」で、病気を診断・治療する→学者的な面

2)「人間的な責任」で、手をさしのべる→患者と温かい人間としての関係

コロナ時代、以前の筆者の文章の「医師の3か条」が、話題になって来ているようである。

『医師の3か条』

1)医師は生涯書生

2)医師は社会の優越者ではない

3)医業には自己犠牲が伴う

「時代の波は 寄せては返す」の実感の時である。 『樋野興夫著作集全10巻』が実現したら、歴史的大事業である。 まさに、新渡戸稲造(1862-1933)生誕160周年記念となろう!


このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜