第228回 人との貴重な繋がり 〜 心温まる & 励まし & 愛情あふれる 〜

 この度、新刊(『へるす出版』2021年11月30日)が発行された。 


『はじめに』には【『筆者が、順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授を定年退職後、新渡戸稲造記念センター長を拝命した新渡戸記念中野総合病院の近くにある『へるす出版』の事務局の斉藤浩司 氏から2021年3月30日、「埼玉医科大学総合医療センターの石田秀行 先生からご紹介をいただき、メールをさせていただきました。 樋野先生が 新渡戸記念中野総合病院に ご出勤され、ご都合がいいときに、一度、ご挨拶(出版企画に関してのご相談)にうかがえればと思っておりますが、いかがでございますでしょうか。 不躾ではございますが、ご検討いただけますと幸いに存じます。」との心温まるメールが届いた。 そして、この度、『がん細胞から学んだ生き方 〜「ほっとけ 気にするな」の がん哲学』出版の実現の運びとなった。「ほっとけ 気にするな」は、筆者が作詞した曲のタイトルでもある。 本当に、人生の不思議な流れを 痛感する日々である。 筆者は病理医として、顕微鏡でがん細胞を覗いてきた。「がん細胞で起こることは、人間社会でも起こる」=「がん細胞の病理学」と「人間社会の病理学」=がん哲学が、本書の起点である。』と記述してある。 早速、「私と家族が拝読させて頂きました.先生の人生でのお考えそのものが平易な表現で凝縮された珠玉の1冊と感じました.妻は周りのがんサバイバーの方に折に触れてご紹介してみたいと申しております.」と石田秀行 先生から、大いなる励ましのメールを頂いた。 ただただ感謝である。

 また、立川市在住の稲墻正 氏から、【購読中の新聞のインタビュー記事に、今期でソフトバンクの監督を退いた工藤公康 監督の子供で俳優の工藤阿須加が出ていました。 その中で、工藤阿須加が引用していた「毎朝、目覚めたら『今日は最高の一日にしよう』と言ってから起きるのが習慣です」、という言葉が心に響きました。 短い言葉の中に、積極さと深さが感じられました。 この言葉は、3年前に、講演をしていただいた樋野興夫先生の本のタイトル「明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい」(「幻冬舎」2015年8月5日)に通じる言葉だと思いました。】との愛情あふれるメセージを頂いた。 人との貴重な繋がりを体験する日々である。




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