第206回 『準備の心得3か条』〜『協調・協力こそが力なり』〜

 2021年7月5日 世田谷区経堂の恵泉女学園から、文京区立 湯島小学校の6年生の授業「がん教育」に赴いた。 文京区教育委員会 教育推進部 教育センター指導主事 吉田 太一 先生、順天堂大学医学部 附属順天堂医院がん治療センター の冨宇賀洋子 氏も、「実際の授業風景を見てみたい」とのことで見学された。 池神里絵 先生の司会のもと、生徒の多数の質問があり、質問中、涙を流された生徒もおられた。 大いに感動し心が癒された。 将来医師になりたいとの生徒も複数いた。 驚きである。『人間は自分では「希望のない状況」であると思ったとしても、「人生の方からは期待されている存在」であると実感する深い学びの時が 与えられている。』の実感の時となった。『段階ごとに辛抱強く、丁寧に仕上げていく。最後に立派に完成する。』(山極勝三郎)の実践でもあろう!

 その後、本郷3丁目の訪問看護ステーションでの『クラブハウス』に参加した。 多数のオンライン参加者であった。 上野リレーフォーライフの主催の方も参加されていた。 コロナが収まったら、来年 市民公開シンポジウムが企画されるようである。 まさに、『速効性と英断』である。 大いに感服した。 「コミニュケーション・ケア」は、時代的要請であろう。

 2021年7月6日 新渡戸稲造記念センターから、出版社での面談に向かった。 今秋、新刊が発行される予感がする。 実現したら、歴史的快挙となろう!  その後、順天堂大学保健医療学部 理学療法学科「病理学概論」の授業に赴いた。 翌7日の午前中は、国立障害者リハビリテーション学院の授業「病理学」を依頼された。 真摯な誠実な学生と教員の「おもてなし」には、大いに励まされた。 午後は 順天堂大学保健医療学部 診療放射線学科で「病理学概論」&「がん医療学科」の授業であった。 「『偉大なるお節介症候群』 & 『チャウチャウ症候群』認定証」を授与されている小熊さや 氏、小倉裕矢 氏の準備には、大いに感謝である。『準備の心得3か条』の学びである。

『準備の心得3か条』

1) 世の流行り廃りに一喜一憂せず、あくせくしない態度

2) 軽やかに、そしてものを楽しむ。自らの強みを基盤とする。

3) 学には限りないことをよく知っていて、新しいことにも、自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力する。

まさに、『協調・協力こそが力なり』(新渡戸稲造)を痛感する日々である。

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