第204回 佇まい 〜 その場にいると心が癒される 〜

 2021年6月22日(14:50〜16:20)は、順天堂大学 保健医療学部 理学療法学科での『病理学概論』を行なった。  順天堂大学保健医療学部事務室の小熊さや 氏が「『偉大なるお節介症候群』認定証、『気がかり症候群』認定証、『爆笑症候群』認定証、『爆睡症候群』認定証」を学生に紹介された。  

「つたない発表でしたが、順天堂大学の学生から一人でも多くの各種症候群の認定者が輩出されることを期待しております!」

との真摯な誠実なメールを頂いた。  「冗談を本気で胆力」を持って語る人物に接すると、学生は、どれほど、心が癒されることであろうか!  「人生の忘れ得ぬ想い出」となろう!  大変、充実した時であった。  その後 オンライン開催yururi(ゆるり)第9回「固有の役割」~ 純度の高い専門性と社会的包容力 ~(19:00~21:00)の【ゲストスピーカー】として、配信会場に「東京柔道整復専門学校」(練馬区氷川台)に向かった。


 大屋亜希子 氏、中尾根靖司 氏の配慮、心温まるおもてなしには、大いに感動した。  

『医療や社会の高度化・複雑化にともなって、より高い専門性が求められるようになってきている医療・福祉従事者。  一方で、患者さんの生活に即した治療・ケアを提供するためには、職種間での連携や患者さんに寄り添うなど、専門性を超えた人間力も必要とされています。  今回は、がんの一種である中皮腫診断の専門家として長年研究に携わりながら、がん患者や家族の思い・悩みを受け止める「がん哲学外来」の活動を続けてこられた樋野興夫さんにゲストスピーカーとしてお話しいただきます。  国際平和と人間教育に尽力した新渡戸稲造や内村鑑三などの生き様もヒントに、今、医療や福祉に関わる者として、また一人の生活者として何ができるのか、一緒に考えてみませんか。  自分の役割や専門性について、あらためて見つめ直す機会として、ぜひ様々な職種の皆さまにご参加いただければと思います。」

と紹介されていた。  講演後、多数の貴重な質問を頂いた。 早速、「昨日は 心に残るお話をありがとうございました。  同席して先生の佇まいもセットで味わわせていただけたので、風貌のお話やその場にいるということの大切さをさらに実感できたように思います。  お送りいただいたご著書一覧も、昨日の資料と合わせて参加者に共有したいと思います。」、「樋野先生のお話、がん患者として心に響きました。  また、医療従事者として、どのような自分であれば良いのか、光が見えました。  本を読んで、沢山の引き出しを作っていきたいです。  最期の5年を和やかに過ごすために、また、患者さんを最期まで見捨てない医療にする為に生きようと思う事ができました。  ありがとうございました。」との励ましのメールを頂いた。

このブログの人気の投稿

第2回 『何があっても、いつ、どこにあっても なくてはならない人に おなりなさい』

第108回 矢形 寛 先生の生涯 〜「火焔のうちにある 燃料の如く 自ら燃えよ!」〜

第381回 『よくみる よくきく よくする』〜 寄り添う いい言葉 〜