第189回 意味がある 〜 人生から期待される 〜

 2021年3月8日 、展覧会『長島愛生園の人びと 〜 ハンセン病、隔離と希望」(立命館大学国際平和ミュージアム中野記念ホールに於いて)(主催:長島愛生園歴史館/ 共催:立命館大学生存学研究所、「長島愛生園の人びと」現地実行委員会/)での講演『「生きがいについて」〜 愛を持ってこれを貫く 〜』に赴いた。



 想えば、2012年、長島愛生園の医師であった神谷美恵子(1914 - 1979)の「神谷美恵子記念が哲学カフェ」が開催され、2014年には、「神谷美恵子 生誕100年」の時には、故 日野原重明 先生(1911 - 2017)の講演と 神谷美恵子 次男 神谷 徹 氏との鼎談に出席した。新渡戸稲造(1862−1933)は、神谷美恵子の両親:前田多門(1884 - 1962)の仲人であった。  今も、毎月『愛カフェ』として開催されているとのことである。来年は、『愛カフェ10周年記念』シンポジウムが、企画されるようである。  「人生の継続性」を実感する日々である。

 終了後、長島愛生園の 神谷美恵子の研究者である 田中真美 先生(立命館生存学研究所、「長島愛生園の人びと」現地実行委員会責任者)と、神谷美恵子の次男 神谷 徹 氏の奥様:神谷永子氏と3人で、京都駅のレストランで夕食の時を持った。  話が大いに盛り上がり、ニュースレター『日の出』(?)の発行(編集長:田中真美、広報部長:神谷永子)が決定された。  筆者は、顧問とのことで、早速、帰京してから、ニュースレター『日の出』創刊号の巻頭言『新渡戸稲造・内村鑑三→前田多門→神谷美恵子 の流れ』を寄稿した。 バーチャルな『新渡戸稲造・神谷美恵子 セミナーハウス in 長島愛生園』の誕生日ともなった。

 長島愛生園歴史館学芸員 田村朋久 氏から

「昨日の模様をyou tube長島愛生園歴史館チャンネルで公開いたしました。 

https://youtu.be/ws73dDagS90

よろしければ御覧ください。  昨日は大変に示唆に富むお話で考えさせられること多かったです。  これを機により多くの方に知っていただければ嬉しく思います。」との連絡を頂いた。 大いに感激した。  早速、You Tube を拝見された 山梨県在住の方から、『神谷美恵子 生誕100周年、大講演会「長島愛生園の人びと ~ 愛を以てこれを貫く ~」(樋野興夫 教授)を、You Tubeのライブ配信にて、拝見しました。  朗読と講演50分、質疑応答23分、計73分の全てを 観させて頂きました。  まさに、人生から期待される生き方を 示していただき、感動いたしました。」、「学生にも見せたい」、「長島愛生園動画チャンネルでの配信は良かったと思います。  広い範囲で学んでいただき、感謝です。  存在すること、ただそれだけで意味がある事、人生から期待される生き方、新渡戸稲造も内村鑑三も、新島襄も、たくさんの言葉を残してくださいました。  樋野先生を通じて 受け取ってくださる方々は、同時に長島愛生園の事も 知ってくださることが幸いです。」

などなどの、大いなる励ましのメールを頂いた。  今回は、司会者:田中真美 先生の「品性と格調 〜 月面からの かぐや姫 〜」の賜物であろう!

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