第184回 「解決型」vs「伴走型」〜 「つながる(見守る)」 〜

  今年(2021年)は、2月2日(火)が、「鬼は外、福は内」の節分であった。「日にちがずれる理由は、地球が太陽を1周する時間が365日ぴったりではないから。」とのことである。

『メディカルカフェ in 東白楽』1周年記念講演会(代表:原田詠子 氏)に、群馬県からZoomで参加されていた『ひだまりカフェ in おうら』代表:松崎淑子 氏から、

「一人の力は小さくとも、人生の邂逅によって 繋がったもの同志の力は 何よりも大きいと思います。  孤立させない 声がけと、周りの人が話しかけたくなる 風貌を心がけ 邂逅主義(人生邂逅の3大法則:良き先生、良き友、良き読書)で いきたいと思います。」

とのメールと 心が癒される写真が送られてきた。 大いに感動した。

【令和2年度 厚生労働科学研究 肝炎等克服政策研究事業 研究発表会/中間・事後評価委員会】(国立感染症研究所於いて)に赴いた。  新型コロナウイルス感染の今後の課題の先駆的モデルとなろう!  長崎県には、「誰でもゲートキーパー作戦」の活動が展開されているようである。  長崎県長崎市の白髭 豊 先生(白髭内科医院 院長、長崎在宅Dr.ネット事務局長)から送られてきた(https://www.zmhwc.jp/pdf/nenpo/nenpo2404_2.pdf , https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/nagasaki.pdf)。  2012年『新渡戸稲造生誕150周年記念事業 みぎわほーむ開設記念 市民公開シンポジウム』で、訪問したのが、鮮明に蘇って来た。  「ゲートキーパー」とは、『「築く」、「聴く」、「つなぐ」、「つながる(見守る)」』とあり、コロナの影響なのか、自殺者も増えている今日、「問題解決型支援」vs「伴走型支援」の違いが、テーマとなる時代ではなかろうか。  これが『がん哲学外来』の心得でもある。

 『楕円形の心』は、毎週1回綴っている。  今回は、第184回である。  継続の大切さを 実感する日々である。  HPには、[originoffire.blogspot.com/ 樋野興夫のブログ「楕円形の心」 樋野興夫(順天堂大学名誉教授、新渡戸稲造記念センター長)の日々の活動、 感想を綴る公式ブログです.]と 紹介されている。  『楕円形の心』は、『がんネットワーク連絡会、門前仲町がん哲学外来カフェ』の代表でもある 神藤吉彦 氏(ベトナムで勤務中は、ハノイで『がん哲学外来』を開設されていた。)が『樋野先生の書簡を読む会』で使用されているとのことである。  ただただ感謝である。  この度、『楕円形の心』200回記念として、単行本化が、急浮上してきた。「人生の不連続の連続性」を痛感する日々である。

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