第180回 「体験から昇華された経験」 〜 日めくりカレンダー 〜

 2021年もあっという間に1週間が過ぎた。  昨年末(2020年12月24日)、お茶の水クリスチャン・センター(OCC)顧問の榊原 寛 先生が79歳で、ご逝去された。記事には『「順天堂大学 名誉教授の樋野興夫 氏が全国で展開する「がん哲学外来&メディカルカフェ」では、榊原氏が代表を務める「お茶の水メディカル・カフェ」が、そのモデルとして 中心的な役割を果たしてきた。」』と紹介されていた。 本当に 榊原 寛 先生には、感謝申し上げます。

 正月には、「海老澤さんの チャウチャウと言葉の処方箋とのお写真は 素晴らしいですね(下記)。  次々と発表されて。日めくりカレンダー になりますね。」、「すばらしい言葉と美しい画像、よき新年を迎えたことを実感いたしました。」、「ワンちゃんの目が こちらを向いているところが印象的です。  こころが通じ合うと言うことは、お互いに目が 合うことなのでしょうか?」、「コロナで大騒ぎのお正月ですが、コロナ哲学が 必要ですね。」、「今年も品性の確立目指して 精進したいと思います。」、「今年もガン患者と家族のためにご尽力を。」、『厳しい時代ですが、樋野先生から教えて頂いた「コロナの時代に生きる5カ条」を 胸に歩みたいと思います。』、「素晴らしい 日めくりカレンダー ですね。  元気になれそうです。」、「とってもかわいいですね、昨今のコロナ禍で不安になる心も 本当に癒されます。」、「樋野先生、素敵な写真ですね!  日めくりができたら、希望者が殺到しそうですね。」、『物事の「短所と長所」を見極められるよう 落ち着いて対応できるよう 頑張りたいと思います。』「がん患者の樋野応援団長が 全国の多くのがん患者関係者から応援されていますね!  素晴らしいことだと思います。コロナ禍にめげず、今年も頑張ってください。」などなど多数の心温まる励ましのメッセージを頂いた。涙無くして語れない!


 また、筆者が理事を務める、「恵泉女学園」の理事の方から、『作家の安岡章太郎さんが、― 対談を収めた本の中で、遠藤周作の作品を想起しながら、「経験は単なる体験ではなく、それを自分の感性と理性で しぼりあげたもの(昇華させたもの)」という趣旨のことを語っておられます。 樋野先生が ご紹介くださる様々な言葉、先生ご自身のメッセージの中に、この「体験から昇華された経験」を感じています。学生にも、節目節目に紹介していきたいと思います。  改めてお礼申し上げます。この1年、そしてまだまだ続きそうなコロナ禍の「体験」を、自分のなかでしっかり受け止めて「経験」とし、友と家族と、学生と同僚と、多くの人々と分かち合いあっていきたいと思っています。」、また、「順天堂大学 学術メディアセンター」の方から、「2020年は ご著書をご寄贈いただいたおかげで、簡単なコーナーを 設けさせていただくことができました。  2021年も ひきつづき、先生方の著作をチェックしつつ、広く集めて参りたいと思います。」との「温かい配慮 と 真摯な誠実な働き」のお言葉を頂いた。

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