第177回 「欣然たる面貌、快然たる微笑」〜 最善を考えよう〜

  2020年12月14日、国際展示場駅から 新しいキャンパスの武蔵野大学 看護学部(東京都江東区有明)での連続Zoom授業『病理学』に赴いた。  駅から徒歩で、周囲を散策しながら、大学に向かった。  大きなビルが立ち並び、壮大なイメージの街並みを感じた。到着後、教員、事務スタッフの心温まる おもてなしには、大いに感動した。 大変有意義な時であった。

 2020年12月16日、2016年11月より開設された『小江戸がん哲学外来』(埼玉医科大学総合医療センターブレストケア科 於いて)に赴いた。  開始前には、癌研時代から、病理学研究を共にした病理学講座の先生と、食堂で、昼食の時を持った。 来年は、『小江戸がん哲学外来』5周年記念市民公開シンポジウムが企画される予感がする。大変貴重な時が与えられた。

 2020年12月20日号『毎日新聞出版 サンデー毎日』の筆者の記事を読まれた方から、今は亡き原田明夫氏(命日4月6日、5回忌)の文章の寄稿を依頼された。  思えば、検事総長退任後に、新渡戸稲造が初代学長であった東京女子大学理事長に 就任された原田明夫氏(1939年11月3日 - 2017年4月6日)と一緒に、2000 年『新渡戸稲造 武士道 100周年記念シンポ』、『新渡戸稲造生誕 140年』(2002年)、『新渡戸稲造没後 70年』(2003年)、『新渡戸稲造 5000円札さようならシンポ』(2004年)を企画する機会が与えられた。  そして、「起こったことは仕方がないのだから、そのことを前提に最善を考えよう」の学びが、2008年1月 順天堂大学で『がん哲学外来』を開設した原点でもある。  そして、病院外での『がん哲学外来・カフェ』も始まった。  現在全国に約200箇所であろうか!  「欣然(きぜん)たる面貌、快然たる微笑をもて」(新渡戸稲造)の「実例 & 実行」の実践であろう!  『サンデー毎日』に記述した『新渡戸稲造の5か条』が送られてきた。 


まさに、「不思議な連続」である。


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