第163回 「寄り添いの姿」〜「真摯な姿勢」〜

 『新渡戸稲造記念センター』での『がん哲学外来』に赴いた。 面談は、大変充実した、有意義な 出会いの場であった。 翌日、『パルシステム共済連 たすけあい活動委員会』主催 [拡大学習会『患者と家族3000人との対話から生まれた【ことばの処方箋】~ がん哲学外来へようこそ ~』]で、講演する機会が与えられた(東京都東新宿の パルシステム連合会本部 於いて)。

 『パルシステム共済連 たすけあい活動委員会では、今や 国民病とも言える「がん」について、2012年度より 特に乳がんの早期発見・早期治療を目的とするピンクリボン運動を 積極的に取り組んできました。 同時に、「がん」という病気そのものや 罹患者に対する「支え」についての学習も すすめてきました。 今回は、順天堂大学 樋野興夫 名誉教授をお招きし、樋野先生が 提唱する「がん哲学外来」を学ぶ企画としました。「がん哲学外来」とは、特別な資格もいらず、医療の専門的知識もいらず、誰でもができる「罹患者を支える活動」として、今や全国に広がっています。 今後、ますます地域で必要とされる 罹患者に対する「支える活動」について、私たち生協としての取組み、また がん哲学外来を すでに実施している活動団体と連携した取組みへと 発展することも期待でき、とても 参考になると考えています。』

と 紹介されていた。 2008年開設の『がん哲学外来』の時代の流れを 痛感する日々である。

 『人生の目的は 品性を完成するにあり』、『人生いばらの道、されど宴会』、『あなたは そこにいるだけで 価値ある存在』、『人生から期待される生き方』の『言葉の処方箋』を さりげなく語った。 聴講者の「真摯な姿勢」には、大いに感動した。 まさに、「寄り添いの姿」であろう!  早速、「参加された方より 大変有意義な時間だったとの感想や 言葉の処方箋について更に興味を持たれた方も いらっしゃいました。」、「びぃあらいぶ(広報誌)やKOKOCARA(WEB広報)において メディカルカフェをパルシステムの組合員にも広く伝え、今後のパルシステムの活動にも繋げていきたいと 考えておりますーー。」との 心温まる激励のコメントを頂いた。 がん患者の就労時代、職場での「がん哲学外来・カフェ」開設は、時代的要請ではなかろうか!

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