第164回 2020年9月6日 〜 杉村 隆 先生 と アルフォンス・デーケン 先生 〜
国立がん研究センター 名誉総長ならびに 日本学士院元院長(文化勲章受賞) の 杉村 隆 先生(1926−2020)が、9月6日にご逝去された。 筆者の『がん研究』の人生に於いて、杉村 隆 先生には、大変お世話になった。お見舞いに伺ったのが 最後の面談となった。「純度の高い、俯瞰的な大局観 〜 森を診て 木の皮まで診る 〜」の心得を若き日から学んだ。 講演も一緒にさせて頂いた。ここに謹んで 杉村 隆 先生のご冥福を お祈り申し上げます。
アルフォンス・デーケン 先生 (1932-2020)(Alfons Deeken, 上智大学 名誉教授)も、9月6日に ご逝去された。 デーケン 先生と ご講演を させて頂いたことが 鮮明に蘇って来た。 島薗進先生(上智大グリーフケア研究所長)より デーケン 先生の 追悼文が送られて来た。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14620876.html
『デーケン先生は 臨床現場からではなく、「死の哲学」という教育の場から「死生学」に入っていかれました。 その後、「死の準備教育」という方向を示していかれましたが、日本では このような市民の自己啓発の助けという方向性と臨床現場との双方から死生学が発展していったということを 合わせて考えてみました。 樋野先生のご貢献も同様と感じています。 デーケン先生とは プールでのおつきあい、樋野先生とは カラオケでのおつきあいが 心に残っていますが、ユーモアという点でも あい通じるものがあると 感じております。』との 心に染み入る お言葉を頂いた。涙無くして語れない! 2020年9月6日は、筆者にとっては、忘れ得ぬ日となろう!
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14620876.html
『デーケン先生は 臨床現場からではなく、「死の哲学」という教育の場から「死生学」に入っていかれました。 その後、「死の準備教育」という方向を示していかれましたが、日本では このような市民の自己啓発の助けという方向性と臨床現場との双方から死生学が発展していったということを 合わせて考えてみました。 樋野先生のご貢献も同様と感じています。 デーケン先生とは プールでのおつきあい、樋野先生とは カラオケでのおつきあいが 心に残っていますが、ユーモアという点でも あい通じるものがあると 感じております。』との 心に染み入る お言葉を頂いた。涙無くして語れない! 2020年9月6日は、筆者にとっては、忘れ得ぬ日となろう!