第149回 リーダーのあるべき姿 〜 「性質の異なった者を 容れるだけの雅量」〜
コロナ時代、筆者は、順天堂大学 保健医療学部でのZoom授業に参上した。
6月2日「病理学概論:病因と病気〜先天異常・感染症・環境による疾患」(理学療法学科)
6月3日「病理学概論:病因と病気〜先天異常・感染症・環境による疾患」(診療放射線学科)
「がん医療科学:がん細胞の世界から人間社会を語る」(診療放射線学科)
「ありがとうございました。授業は 先生のおかげで 1)Zoom授業 受講 約120名、2)爆睡者 ゼロ、3)質問あり で実施することができました。」と 事務局から 勇気付けられるメールを頂いた。 学生からのユーモア溢れる 大胆な質問には、大爆笑しながら感服した。 まさに、「気が弱ければ 事は成らぬ」(新渡戸稲造)の実習であろう!
授業のモットーは、
1)寛容な心を 知らせる
2)自分の居場所を 見出す
3)優しく 受け入れてくれる 人材育成
「寛容な心を、すべての人に 知らせなさい。」(ピリピ人への手紙 4章5節)であろう!
山本祐司 先生(東京農業大学 副学長/総合研究所所長)から「HPに先生のメッセージ『学生の特権 〜 真の学問の「器量」〜』を掲載いたしました。」との連絡を頂いた
『コロナショックの蔓延化の日々である。「良書を読み、有益な話を聞き、心の蔵を豊かにする」(新渡戸稲造)。これは、学生の特権であろう! また、これが、真の学問の「器量」ではなかろうか! 「器量」といえば、「挑太郎」を思い出す。 鬼ケ島遠征の物語は、子供時代、村のお寺の紙芝居でよく聞かされたものである。 桃太郎が犬・雉・猿という性質の違った(世にいう犬猿の仲)伴をまとめあげたことを挙げ、世に処する人は「性質の異なった者を 容れるだけの雅量」を もたなければならないと 新渡戸稲造は『世渡りの道』(1912年)で述べている。 これは、「競争の名の下に、実は 個人感情で 排斥をする自称リーダーヘの 警鐘」でもある。――― すべての始まりは「人材」である。 行動への意識の根源と原動力をもち、「はしるべき行程」と「見据える勇気」。 ― 』と記述されている。 早速、「桃太郎に学ぶ リーダーのあるべき姿。 ― ありがとうございます!!!」、「東京農大HPの文章は、― 樋野先生から 大学生に届ける 日本のリーダー像ですね。」との 心温まるコメントを頂いた。