第144回 「国を医する名手」 〜 「考え深げな黙想 と 真摯な魂 と 輝く目」〜

 コロナショックの蔓延化の日々である。 今朝、下記のメールが届いた。 『今は病気が あってもなくても、どなたにとっても、ある意味「人生の夏休み」なのかなと思っています。』。 『病気は人生の夏休み』(幻冬舎)の83の言葉の処方箋」は、コロナショックの時に有効のようである。 また、樋野先生の がん哲学は 時代の必然だと思いました。の 温かい言葉を頂いた。 映画『がんと生きる言葉の処方箋』の 野澤和之 監督からは、「コロナ感染の終息が見えない中、―― この状況下、今できることは ないかと思い、出演者、関係者からの「言葉の処方箋」を伺うことにしました。 ZOOMというWEB会議システムを使い、自宅から参加の対談をYouTubeで公開いたします。「がんと生きる言葉の処方箋」応援チャンネルをYouTubeのお気に入り動画としてチャンネル登録しますと、動画を探すことなく視聴できます。」のメールを頂いた。

言葉の処方箋 (第一弾 10話)
<第1回>  私たちの言葉の言葉の処方箋 (https://youtu.be/P3mxO1-P1Sk)
<第2回>  齋藤智恵美さんからの言葉の処方箋 (https://youtu.be/6KJityDfUWE
<第3回>  齋藤智恵美さんからの言葉の処方箋 (https://youtu.be/HEqMATESV_A)
<第4回>  中村航大君からの言葉の処方箋 (https://youtu.be/oV2k07_KpnM)
<第5回>  勝俣清三からの言葉の処方箋(https://youtu.be/kplPFAjUqsA
<第6回>  彦田かな子さんからの言葉の処方箋(https://youtu.be/4AQj-MBKS2U
<第7回>  彦田栄和君からの言葉の処方箋(https://youtu.be/-ec4MhMYiVE
<第8回>  石塚眞一さんからの言葉の処方箋(https://youtu.be/7PdhTqmMUhY
<第9回>  宗本義則先生からの言葉の処方箋(https://youtu.be/hzuHkZcB8j8
<第10回> 星野昭江さんからの言葉の処方箋(https://youtu.be/agJN4AwS3_k
〇 公式映画サイト https://kotobanosyohousen.wixsite.com/website

 早速、YouTubeを見られた大学関係者からすごいですね。 がん哲学関係の皆様のHPにリンクしてもらえると いいですね」との励ましのコメントを頂いた。 
 国手とは「国を医する名手の意」、名医また医師の敬称とあり、「医師は 直接、間接に、国家の命運を担うと思うべし」とのことである。 医師の地上的使命と同時に日本の傷を医す者』「矢内原忠雄1893-1961: 1945年12月23日の講演が蘇った。 政治家にして 医師のセンスを 兼ね備えるのは至難のことである。 しかし その稀有の例が 過去の日本にもいた。 岩手県が生んだ後藤新平(1857-1929)である。 1882年、岐阜で 暴漢に襲われ 負傷した板垣退助を医師として手当し、板垣退助に「医者にしておくには惜しい。政治家になれば、かなりのものになるであろうに」と 言わしめた後藤新平は 実際、関東大震災後の東京復興の壮大なビジョンを描いたリーダーとして「理想郷を作りたいと願う熱い思い」を持ち「行動する人間」であった とのことである。 後藤新平は、同じく岩手県の生んだ新渡戸稲造を いろいろな局面で 抜擢した人物でもある。 1860年代遣米使節団が、ニューヨークのブロードウェイを行進した。彼らの行進を 見物した詩人ホイットマンは、印象を「考え深げな黙想  真摯な魂  輝く目」と表現している。 この風貌こそ、現代に求められる「医師の風貌」でなかろうか

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