第132回 「あなたの思い」 を聴きつつ 生まれる対話 〜 重荷から解放される 〜

国立病院機構 沼田病院の「内村鑑三記念メディカルカフェ・沼田」に赴いた。


「心の灯台、内村鑑三」を 記念し誕生した 「メディカルカフェ・沼田がん哲学外来」です。樋野興夫先生が、がん患者さんの抱えている怖れ、不安、悩みを受け止めつつ、語られた 「あなたの思い」 を聴きつつ 生まれる対話を 通じて、がんの重荷から解放される。ここに、私たち医療者の望む一つの 「癒し」の 形があると考えています。―― 内村鑑三を敬愛する病理学者。がん学を専門とし、医療の「すき間」を埋めるため、「偉大なるお節介」を 信条とし初めて 「がん哲学外来」を 開設。がん難民の救いのため、全国にその輪を広げることに努めておられます。』とチラシには 「格調高く」紹介・案内されている。 今回は、外来患者とは「相談支援センター・閲覧室]で、入院患者とは [病室のベットサイド]で、個人面談を 行った。 継続の大切さを、しみじみと 感ずる日々である。

終了後は、スタッフとの昼食の時を持った。 大変美味しい 食事をしながら、年末の恒例の 市民公開シンポジウムのことで、話は大いに盛り上がった。 今年のテーマは、「天空の城 〜 沼田病院の現代的意義 〜」になる予感がする。 2022年は、前村道生 病院長 大会長で、「第5回 日本メディカルヴィレッシ学会 in 沼田」が、開催される予定である。 今年 2020年7月5日には、筆者が、顧問を務める「21世紀の新島・内村カタルパ会」 の 代表でもある 伊勢崎市民病院 外科診療部長 片山和久 先生が、会長で「がん哲学外来市民学会」 開催される


 まさに、今年は、新島襄 & 内村鑑三 を生んだ群馬県」の歴史的出番である。 乞うご期待である。 筆者は、前橋市中央公民館で、市民向けの講座を依頼された。

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