第115回 「志の堅固な者」 〜 1本の道 〜


 国立ハンセン病療養所 長島愛生園(岡山県)での「神谷美恵子 記念 がん哲学学校 in 長島;愛カフェ 7周年記念」に赴いた(下記)。

 入居者とのテーブルでの語らいは、大いなる学びであった。本を出版された91歳の入居者の方から、 2冊の本『長い道』(みすず書房)、『私は一本の木』(みすず書房)をいただいた。大いに感激した。真摯なる熱意と思いやりのある スタッフ、最初に、長島愛生園での機会を与えてくださった 先見性と胆力を備えた 大和豊子 先生、「神谷美恵子の息子」さんのお嫁様との、想い出に残る、歴史的記念写真をいただいた。


「神谷美恵子の父 前田多門の仲人 新渡戸稲造」が 「幼い 神谷美恵子」を膝に抱いてあやしている姿が 鮮明に蘇って来た。まさに「志の堅固な者」(イザヤ書263節)の実感の「7周年記念」となった。

 札幌からは、『今 紅葉の美しい1本道 がありました。「1本の道 樋野興夫の歩んだ道」って本が いつか 出そうな予感がしました。』との、心温まる、励ましのメールをいただいた。本当に「寛容、親切、善意」に 感謝の日々である。

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