第109回 ‘doing’でなく、 ‘being’ 〜 希望の「管」〜

 小金井での連続講演会『〜祈り〜「死者との対話」』(主催:一般社団法人 エッグツリーハウス、後援:上智大学グリーフケア研究所 トータルペイン緩和研究会、順天堂大学医学部緩和医療学研究室、HOPE & WISH(公社)難病の子どもとその家族へ夢を、カウンセリング研修センター学舎ブレイブ)で、『がん哲学』の講演に招待された(下記)。


会場には多数の参加者があり、感動した。早速、「みなさん、先生の奥深い教養、思索、実践にもとづく話を楽しみ、考えながら聴いていました。」、「先生の気さくな お人柄を知っていたものの 先生の基盤に医学、病理学、読書、-- がこれほど 広く深いもの だと—」, スタッフ一同、今日の講演を行えたこと、うれしい体験でした。-- 今回、樋野先生の講演会を担当することになったのは、私にとって大きな転機なったような気がしています。」と身に余るお言葉を頂いた。

 小金井から、ひばりヶ丘での「21世紀のエステル会主催 第2回シンポジウム「もしかすると この時のため 〜地の塩、世の光 〜」に向かった(下記)。

 『樋野先生に お会いできて大変光栄でした。がん哲学外来から生じたカフェをされている方々、 して樋野先生ご自身に実際にお会いできたのは 夢のように嬉しいことでした。必ず「人を人として見て、暖かさを持って対する」、「最後まで人間の尊厳、命の尊厳を守る」そして、‘doing’ ばかりに価値を置くのでなく、 ‘being’を大事にしなさいと言われ、学んできたことも大きかったと思います。言いようもなく そこに居るべき自分というものが感じられ、自分でもびっくりするほど 自然に「ああ自分はここにこのように仕えるために、これまでのことがあったのか」(まさに今日のエステルの話のように)と思ったのでした。先生のお働きが‐‐、より多くの人たちへの希望の「管」となりますようにお祈りしています。」』とメールを頂いた。

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