第95回 「ひたむきに前のものに向かって」〜 矢内原忠雄に学ぶ 〜
福岡ホスピスの会 公開講座「病気であっても 病人ではない」(カトリック福岡 黙想の家 に於いて)に招待された(下記)。
講座開始の前に、『福岡ホスピスの会 がん哲学外来「ぬくみカフェ」』代表の柴田須磨子氏と、「黙想の家」の周囲を探索した。静思の時であった。講座は、多数の参加があり、質問もあり大変有意義な時であった。講座にも、参加されていた「みどりの杜病院 院長」原口勝先生が、福岡空港まで送って頂いた。本当に感謝である。原口先生は、大会長として、来年の 第3回 日本 Medical Village 学会を福岡で、開催される予定である。大変楽しみである。菅野直基 先生(新宿福興教会牧師)の企画の講演会「種を蒔く 〜 がん哲学外来 〜」(日本福音リーテル東京教会に於いて)に赴いた(下記)。核心的な講演会となった。
「東京医療生活協同組合 新渡戸記念中野総合病院 がん哲学外来」(新渡戸稲造記念センター に於いて)での「がん哲学外来」を終え、第32回 「がん哲学外来 矢内原忠雄 記念 本郷通りカフェ」(ゆい訪問看護ステーション に於いて)に赴いた。大いに盛り上がった。元東大総長の矢内原忠雄(1893-1961)の講演記録が鮮明に蘇ってきた。「私が どういうばあいにも 恥じることなく、いつものように 今も大胆に語って、生きるにしても、死ぬにしても、―」(ピリピ 1章20節)、「ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、―」(ピリピ 3章13節)。