第91回 がん教育、及び、人材育成 〜 日本の医療の抱える課題 〜
筆者は、全国がんプロ協議会のアドバイザーとして、全国がんプロ協議会総会に出席した(東京医科歯科大学に於いて)。終わりに、アドバイザーとして コメントを語った。 早速、勇気付けられる メールが届いた。
「がん教育、及び、人材育成に関し、拝聴し、感慨深く、印象に残りました。」、
「ひさしぶりに樋野節が聞けて良かったです。」。
次回は、大阪国際がんセンターで 12月 「がんプロ合同フォーラム」(大阪大学医学系研究科保健学専攻がんプロ事務局主催)が、企画されるようである。楽しみである。
日米協会の事務局の方と面談があり、6月 講演『~ 寄り添う・「がん哲学外来」 21世紀への懸け橋 ~ 』を依頼された。驚きである。『樋野先生は、長年に渡り 癌治療に携わられると共に 新渡戸稲造や内村鑑三などを研究、医療現場と患者の隙間を埋める心構えを説く「がん哲学外来」を確立され、欧米でも数多くの発表をされています。また今月から「がん哲学外来」を取上げたドキュメンタリー映画「がんと生きる 言葉の処方箋」が劇場公開されています。 本講演では、医療現場や教育、欧米との交流を通じて得られたご経験を踏まえ、医療に於ける日米比較文化論、日本の医療の抱える課題、欧米にも誇るべきアプローチ等をご紹介頂いた上で、後半はQ&Aの時間を設けます。』 とのことである。
第173回 エンドオブライフケア研究会 特別講演「Quality of Death 〜 がん哲学 エッセンス 〜」(千葉大学医学部附属病院 に於いて)の機会が 与えられた。
{樋野先生からのメッセージ:『面の忿 {いかり} をたち、心の瞋 {いかり} をやめて 人の たがはんを 瞋 {いかる}ことなかれ、人みな各心に執する事あり。我が是は人の非。人の是 は我が非、我もかならず聖にあらず。彼もかならずしも凡にあらず、共にこれ凡夫なり。 是非の理たれか 是れを定めん。』({新渡戸稲造『一日一言』二月五日付}
--『「Quality of Death」〜 がん哲学エッセンス 〜』の3ヶ条は、「これで良い・こ れでお終い・もう逝きます」である。」}と紹介されていた。
「心に響く講演をしていただき、ありがとうございました。」、
「先生の著書を 是非読ませていただき、がん哲学についてもっと知りたいと思います。」
と、心温まるコメントを頂いた。