第87回 忍耐をもって 走り続けよう 〜 真に勇敢なる人 〜
第58回「がん哲学外来メディカル・カフェ@よどばし」(淀橋教会に於いて)に赴いた。多数の参加者であった。まず、開会では、『365日の紙飛行機』(秋元康 作詩)を皆で、熱唱した。筆者は、歌詞「人は思うよりも 一人ぼっちじゃないんだ すぐそばの 優しさに 気づかずにいるだけ」を紹介して、「がん哲学外来」の理念を語った。カフェ中、別室で、個人面談の時を持った。閉会では、『夢をかなえて ドラえもん』の歌で、大いに盛り上がった。「困っている人と、一緒に困ってくれる人」が、「がん哲学外来」の姿であろうと語った。当日は、テレビ朝日「スーパー J チャンネル 土曜」の取材が入った。また、朝日新聞 朝刊の教育面(全国版)で「どあらっこ」の活動をご紹介されるとのことである。これも「がん教育」の実践でなかろうか。
その後、筆者は、理事を務める、東京女子大学の理事会に赴いた。今回の学びは、『私たちの前に 置かれている 競走を 忍耐をもって 走り続けよう ではありませんか』(ヘブル人への手紙12章1節)であった。初代学長の新渡戸稲造の「一生は 山の道 平地はすこし 峠たくさん」・「平静は 静止状態における勇気である 真に勇敢なる人は 常に 沈着である」の言葉が鮮明に蘇った。週末は、「鎌倉 明月院」で、講演「すべて時にかなって 〜 人生の季節 〜」を依頼された(下記)。テーマを与えて下さった 乳腺外科部長 田中久美子 先生 の胆力・英断には 大いに感動した。本当に感謝である。