第54回 人生の“two-hit” 〜「人知を超えた 出会い」〜

 文京区 教育委員会 教育センター 主催の「平成 30 年度 小学校 がん教育教員対象 講習会」(順天堂大学国際教養学部 第2教育棟に於いて)で、講演『小学校段階で必要な がん教育の在り方を考える 〜 予防ではなく、心得について 〜』をする機会が与えられた。文京区立の小学校は、20 校ある。その 20校から、教員が参加され、大変有意義な時であった。今年12月3日には、『がん教育シンポジウム「学校、医療機関、地域が 連携して取り組むがん教育」』(文京区教育センターに於いて)が、企画されることが 決定されたとのことである。

 「目白がん哲学外来カフェ」2周年 特別講演会『人生、もしかしたらこの時のため』(目白町教会に於いて)に招かれた。会場は、満員で、大盛況であった。「目白がん哲学外来カフェ」代表の森  尚子様の、企画力・熱意には、大いに感動した。患者・遺族の方々によるパネル・ディスカッション『がん哲学外来に出会って』も 大いに盛り上がった。まさに、『「他人の必要に共感することであり、他の人々に注意を向ける」、「役割意識 & 使命感」、「実例と実行」、「行いの美しい人」 、「すべての 始まりは 人材である」』の 体験でもあった。終了後、医師でもあるご主人が、 道に迷う筆者を目白駅まで、見送って下さった。「利己的なhappyより、利他的な joyful」の、ご夫婦の実践でもあろう。

 筆者は、第33回 発癌病理研究会(会長:東京農業大学教授:中江 大先生;御殿場高原ホテルに於いて)に参加するために、目白駅から、新宿駅を経由して、御殿場駅に向かった。「発癌病理研究会」には、1991年アメリカから帰国後 毎年参加している。筆者は、第31回 発癌病理研究会『真摯な魂 と純度の高い専門性』の会長を仰せつかり、信州松代ロイヤルホテルに於いて 主催した(2016年8月23日~25日)。会長講演『Knudson博士(1922~ 2016) 追悼講演 ~ 発がんの “2 hit”』(座長:国立がん研究センター総長 中釜 斉 先生)を行ったことが、鮮明に甦ってきた。まさに、人生の“two-hit” は、「人知を超えた 出会い」であろう。筆者の研究テーマ『遺伝性がん &環境発がん』の出会いも そうである。この後、「第44回 さしがや 保育園 アスベスト健康対策等専門委員会」(文京区シビックセンターに於いて)に赴いた。

信州 明神池

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