第53回 「ゲノム医療の時代到来 〜 遺伝病も単なる個性である社会構築 〜」

筆者は、第4回難病・遺伝医学セミナー(順天堂大学に於いて;写真)で、講演「ゲノム医療の時代到来 〜 遺伝病も単なる個性である社会構築 〜」(主催:難病の診断と治療研究センター / ゲノム診療センター)(座長:岡崎康司先生、司会:新井正美先生)をする機会が与えられた。『 医療は、「純度の高い専門性 と 社会的包容力」の実践の場である。「 patient 」から「 individual 」への時代であり、「病気も 単なる個性である」。「病気 vs 病人」の違いを静思する時である。 「病気であっても、病人ではない」社会構築が、これからの「医療の共同体」の姿であろう。「 医療者の2つの使命」:(1)「学問的、科学的な責任」で、病気を直接治療する(2)「人間的な責任」で、手をさしのべる』 の趣旨を語った。 「 —— 素晴らしいご講演をいただきありがとうございました。先生のご講演のポスターや書物に関しては、色々なところで目にするのですが、なかなか機会がなくお話を伺うことができませんでした。本日、 初めて このような形でお話を伺うことができ、日ごろ時間に追われている自分を改めて見直すよい機会だったと思います。 — 多くの貴重な金言について — 」と、心温まる激励をいただいた。