第33回  一緒に 与えられた人生の 役割と使命を 考えよう!〜 がん哲学の原点 〜


 今年(2018年)のイースター(41日)の午後、「『がんカフェ@成増教会』開所式」の特別講演に招待された(成増教会に於いて)。『がんカフェとは:がんと告知されてから、あなたが考える「悩み・不安・想い・願望」などを直に聴いて「解消できる道」を一緒に探し「医療の隙間」を埋める活動です。がんを患うご本人だけでなく、支えられている家族の方々の相談も行います。今や世界的にも注目されている「がんカフェ」が成増に開所されます。開所式には、樋野興夫先生が来られます。是非どなたでもお気軽にご参加ください。』とチラシに、広報されていた。スタッフの皆様の真摯な姿と情熱には、感動した。

 順天堂大学医学部 4年生に、授業泌尿器の腫瘍』を行った。また、近畿大学医学部 3年生『「消化器・肝臓コース」特別講義』(主催:消化器内科 工藤正俊 教授に赴いた。違う大学の それぞれの医学部の学生の講義中の風貌を見るのは、大変勉強になる。学生の質問の内容を通して、大学の雰囲気、学生の置かれた環境、興味・夢・ビジョンを学ぶのは、教育の原点であろうと痛感する日々である。順天堂大学大学院医学研究科の入学式が、行われた。筆者は、医学部『病理・腫瘍学』の教授であり、大学院の『医学専攻 環境と人間系 分子病理病態学』の教授も兼任している。「分子病理病態学」に入学された大学院生の熱意には、心が励まされ勇気づけられる。早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)では、土曜日 市民向けの5回シリーズ講座『がんと生きる哲学  医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』を頼まれた。

 今年の6月には、札幌で講演『今、ふたたび 内村鑑三・新渡戸稲造 ! 〜 がん哲学の原点 〜』(札幌市男女共同参画センターに於いて)を依頼された。札幌農学校の2期生の同級生である「日本が誇る 内村鑑三・新渡戸稲造」の講演を、札幌の地で行う機会を与えられたのは、大変光栄なことである。チラシには、『困難にある人の笑顔は周囲を慰める  樋野先生と一緒に一人一人に与えられた人生の役割と使命を考えよう!』と紹介されていた。また、2015年開設された 順天堂大学国際教養学部の教授を併任する筆者は、「順天堂グローバル教養論集」で『真の国際人〜 今、ふたたび 新渡戸稲造 ! 』の投稿依頼を頂いた。


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