第31回 『Asbestos-related mesothelioma』〜『がん哲学外来』の切っ掛け・原点 〜

 日曜日の午後、「がん哲学外来メディカル・カフェ in 荻窪」(荻窪栄光教会に於いて)での特別講演『楕円形の心 〜 賢明な寛容さ〜』に赴いた。複数の個人面談があり、カフェも、多数の参加者で、大変有意義な一時となった。
 『<樋野先生の言葉の処方箋>として、“困難にある人の笑顔は、周囲を慰める”、“立場の違う人々が
同じテーブルについても、30分間、苦痛を感じない関係を作ること”、“どんな境遇でも 自分を見守ってくれる人がいると わかると人は生きていける”、“他人の必要に共感する。正論よりも配慮が必要”、“解決できなくても、解消はできる”等々』

 と、温かく紹介されていた。今後も、読書会カフェ「樋野先生の著書を参加者で朗読し、語り合いながら、理解を深めるメディカル・カフェのミニ版」と、交互に、毎月開催されるとのことである。スタッフの皆様の使命感と熱意と真摯な姿にも、本当に感動した。

 翌日は、ミシガンに住む娘の女児の誕生に、Chicago経由で、Grand Rapids (MI) に向かった。先月は、ボストンに住む娘の男児の誕生に赴いた。今回は、飛行機の中では、スイス人のカール・ヒルティ(Carl Hilty)(1833~1909)の『幸福論』(1891年)を再読した。『眠られぬ夜のために』とともに、若き日に、よく読んだものである。『暇』についても、学んだものである。

 Wifeは、既に、今月初めに、ボストンからミシガンに到着していた。筆者は、Michigan State University College of Human Medicineの「Lung Transplantation and Pulmonary Hypertension Richard DeVos Heart and Lung Transplant Program Spectrum Health」の教授の招きで、早朝の「Spectrum Health Pulmonary and Critical Care Grand Rounds Event」で、講演『Asbestos-related mesothelioma』の機会が与えられた。質問も多数あり、大変有意義な一時であった。丁度、アメリカのテレビニュースで、「アスベストの問題」が放映されていた。今もなお「アスベスト」は世界共通の課題であることを痛感した。

  明日は、Grand Valley State Univerisityで講演「Cancer & Mindfulness 〜 The spirit of the philosophy of cancer 〜」である。『がん哲学外来』の世界化である。



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