第3回 『胆力の修養の場』〜「Medical Village万座 in 嬬恋村」〜

 週末、「信州大学 がん哲学外来 in 軽井沢」(軽井沢病院に於いて)に、wifeと参上した。小泉知展 信州がんセンター長の司会の下、軽井沢病院院長の開催挨拶で開始された。筆者は、個人面談「がん哲学外来」も行った。多数の参加があり、充実した一時となった。今後、軽井沢でも定期的に開催されることであろう。筆者にとっては、「内村鑑三・新渡戸稲造」の縁のある軽井沢には、特別な思いがある。来年は、新渡戸稲造が、1918年に「軽井沢通俗夏季大学」の初代学長になってから100周年になる。来年、シンポジウムが、企画されるようである。軽井沢は「21世紀の Medical Village 街道」の「拠点」となる予感がする。

 その後、軽井沢から、万座温泉での講演会「Medical Village万座 in 嬬恋村」に赴いた(日進館に於いて)。ロビーでのフロアショー「がん哲学外来カフェ in 万座温泉」で『がん哲学外来 〜人生いばらの道されど宴会 〜』を講演する機会が与えられた。嬬恋村教育委員会教育長をはじめ、東京、神奈川、佐久からも多数参加され、泊まり客とのまさに「人生いばらの道されど宴会」であった。翌日は、シンポジウム『「がん哲学外来メディカル・ヴィレッジ」の展望』が企画された。

 シンポジウムでの、軽井沢朗読館 館長 NHKアナウンサーの青木裕子氏の『カフェで出会った24人』(日本キリスト教団出版局発行)の朗読には、大いに感動した。パネルディスカッションも、盛り上がった。筆者は、基調講演『Medical Village街道 〜がん哲学月間 設立を目指して〜』 の機会が与えられた。講演では「あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。気にすることなく、善を行いなさい。」&「目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう。気にすることなく、やり遂げなさい。」とのマザー・テレサの言葉も、さりげなく、紹介した。『胆力の修養の場』ともなろう。


 また、練馬区健康部の保健師の方が来訪され、がん征圧月間「映画上映会:うさぎ追いし」(主催:練馬区健康推進課、練馬文化センター於いて) のチラシを頂いた (
http://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/hoken/kenkodukuri/koenkai/ganseiatugekkan-eiga.html )。筆者は映画上映に先立ち、トークショーの出演を依頼され、登壇予定である。


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